サッカー北朝鮮代表が来日 “ラフプレー”の背景に金正恩? 一糸乱れぬ「特殊練習」も
ラフプレーがたびたび取り沙汰されてきた、サッカー北朝鮮代表。
ワールドカップアジア2次予選で日本と対戦するため、19日午後に来日した。
おそろいの紺色のコートにピンク色のネクタイを身に着けて登場した選手たち。
北朝鮮の旗を振る在日朝鮮人らに、歓声とともに迎えられた。
対する日本代表は、大ベテランの長友佑都選手(37)がサプライズ選出されるなど期待が高まっているが、一方でこんな不安も。
2023年10月、中国で行われたアジア大会、サッカー男子準々決勝。
北朝鮮の選手が佐藤恵允選手に対し、後ろから危険なスライディングタックルをするなど、ラフプレーを連発。
日本代表は再び危険にさらされるのだろうか。
SNSでは、「北朝鮮のラフプレーが怖い…」、「まず勝つこと、そして、けが人が出ないこと」などの投稿が見られた。
こうした北朝鮮代表のラフプレーの根底には、金正恩(キム・ジョンウン)総書記のサッカーへの注力があるという。
2013年、北朝鮮唯一のサッカースクールとして設立された、平壌(ピョンヤン)国際サッカー学校。
金総書記も視察に訪れるなど、サッカー振興に力を入れているというが、そのためもあってか、独特な練習法も。
リズムに合わせて、同じようにボールをさばく選手たち。
まるで、マスゲームを思わせる一糸乱れぬ動き。
この学校には、9歳から14歳の選ばれた子どもたちが在籍し、期待を一身に受けている。
ホームアンドアウェーの対戦となる日本と北朝鮮の試合は、21日に国立競技場で行われ、26日には北朝鮮・平壌で行われる。
FNNプライムオンライン