西谷文和 路上のラジオ 第163回 大椿ゆうこさん「大阪万博、維新と大阪広域生コン協同組合が癒着?その謎に迫る。」
ゲスト:大椿ゆうこさん(参議院議員)
第163回のゲストは、昨年4月に参議院議員に繰り上げ当選を果たした社民党の副党首、大椿ゆうこさんです。大椿さんは、ご自身が雇止めにあい解雇され労働運動に参画したご経験から、特に労働者や女性など社会的弱者の権利、多様性などの分野で活躍なさっている参議院議員さんです。今日は、その大椿さんが、新年早々、スクープ情報をもって、路上のラジオにお越しいただきました。
さて、そのスクープとは?生コン業者でつくる「大阪広域生コンクリート協同組合」は、共同購入・共同受注をすることで、大手ゼネコンなどと対等な立場で交渉し、値崩れなどを防ぐなど、まさに中小企業の味方として機能する協同組合であるはずですが、実態としては、セメント販売業者やセメントメーカーに執拗な圧力をかけながら、非加盟の生コン業者を排除することで、大阪生コンの独占市場(9割とも言われている)を築き、その結果、生コンの「大阪価格」は、全国平均の約1.3倍になっているとのことです。これで大阪でシェア3割を占める公共工事のためにも販売するわけですから、実に大きな利潤を生むわけです。大阪の生コン出荷高から公共工事の割合で算出するなら、この大阪価格と全国平均との差額133億円にも上る計算です。
※詳しくは「路上のラジオ」公式ホームページ に、大椿さんご提供資料を掲出しています。
そして今、まさに大阪万博・カジノの大型受注もある中、この大阪広域生コンクリート協同組合の理事長ら幹部と、大阪吉村知事、松井前市長他、大阪維新の要職との深い関係がささやかれているというのです。そしてなぜか、この生コンをめぐって維新の会の足立康史議員と松井前市長がネット上で罵倒し合うという事態になっています。この広域組合は、ヘイトスピーチなどを繰り返す排外主義者の団体とのつながりもあるとも言われています。大阪万博やカジノ建設にからみ、このような汚い利権がうごめいていることは看過することができないと、大椿さんは今、参議院議員として一生懸命に情報を集め、国会に質問主意書の提出などして、この問題を追及する準備を進めています。
今回は、大椿ゆうこさんに、それらの真相についてたっぷりと語っていただくと同時に、パーティー券裏金問題で自民政権が大打撃を受けている今だからこそ、野党がどのように団結し、国政を変えていくことができるのかについても、伺って参ります。今回も聴き応えたっぷりの60分、どうぞ最後までごゆっくりお付き合いください。
00:03 前枠 TM~
05:02 前半 Jingle~
32:17 後半 Jingle~
55:18 後枠 ETM~
56:59 アナ尻
60:00 曲尻 ~F.O
<番組冒頭でご紹介したイベント情報>
緊急集会「テレビでは伝えない真相・関西万博本当の狙いはカジノ」
報告:薮田ゆきえ氏・西谷文和 主催:NHKとメディアを考える会(兵庫)
2024年1月21日(日)13:00開場・13:30開会 於:兵庫県民会館9階県民ホール
参加費:1,000円・学生500円
西谷文和・新刊のご紹介
「万博崩壊・どこが身を切る改革か?」せせらぎ出版・刊(1,430円税込)
西谷文和(対談: 内田樹・たつみコータロー・金子勝 / ルポ:藤永のぶよ)
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