「世界一環境にやさしい」サッカークラブ イギリス(2023年2月4日)
イギリスのある小さなサッカークラブが「世界一エコ」と認められ、国際的に評価されています。サッカーを通じて気候変動問題に挑むチームの取り組みを取材しました。
ロンドンから車で2時間半、コッツウォルズ近くに本拠地を構える「フォレストグリーン・ローバーズ」。「温室効果ガスの排出量を実質ゼロにするカーボンニュートラルなスポーツクラブ」と国連が初めて認めたプロサッカークラブです。
ホームスタジアムのピッチの芝生は化学肥料を一切使っていません。水まきには雨水やトイレの排水を浄化して使っています。
電力も屋根に設置された太陽光パネルをはじめ、すべて再生可能エネルギーで賄う徹底ぶりです。
FIFA=国際サッカー連盟も「世界一環境にやさしいクラブ」と評価。
こだわりはユニホームにも。使用済みのコーヒー豆を使い、プラスチックの割合を最小限に抑えています。
さらに、敵地の試合で着用するユニホームには、竹が50%使われています。
フォレストグリーン・ローバーズ、デール・ビンス会長:「エコとサッカーという思いも寄らない組み合わせにより、私たちの取り組みは世界中に広まりました。スポーツは人々とコミュニケーションを取るグローバルなプラットフォームです」
数年後には「地球上で最も低炭素」と胸を張る新しいスタジアムが完成予定です。
[テレ朝news]